アイデアが浮かばない!?
はじめに
歴史上の偉人や発明家、画家、小説家。彼らは時として私たち素人には到底思いもつかないような斬新なアイデアを発表し、世間に受け入れられています。そしてその名声は後世にまで知れ渡り、彼らの創造物は色あせることを知りません。しばしば憧れや畏怖の対象となることもあるでしょう。
エジソンやアインシュタイン、ピカソやダヴィンチといった疑いようのない大天才たちもいますよね。彼らの脳みそはいったいどうなっているのでしょうか? さて、今日お話しするのは、残念ながら彼らのような大天才になる為の方法ではありません。それよりも、もっと初歩の初歩。小さな小さな最初の一歩を踏み出すためのコツになります。
以下、この記事では0から1を生み出すための物事の考え方を記載していきます。
苦しい時にはいいアイデアは生まれない!!
「生みの苦しみ」ってありますよね。0から1が出てくるんです。ヤバくないですかあれ。無から有が生れるんです。でも、実際は0から1が生れることはありません。何もないところからアイデアを捻り出そうとしても、そこには何もないのだから、いくら努力しても素晴らしいアイデアが出てくることはありません。
実際、僕らが「万策尽きた!」と感じていて、頭を抱えながら次の策を考えているとき、実際にやっていることと言えば新しいアイデアを考えている訳ではなく、焦りや不安の感情を反芻しながら何かを考えているフリ、生み出そうとする演技をしているにすぎません。
タイムリミットが迫っていると「良いアイデアを生みだそう!」というより「当たり障りのない無難な意見にしたい」と無意識に思考が切り替わってしまいます。後に大勢の人の前で発表する機会などが迫っていると、なおさら緊張に拍車が掛り、せっかくの想像力が収縮し、私たちが本来持っているパフォーマンスががくんと下がる結果になります。
こうなるともう悪循環です。この負のスパイラルに足を取られてしまったのなら、その局面から這い上がるにはけっこうな時間がかかることでしょう。
まずは心を落ち着かせよう!
心の余裕こそ、可能性とアイデアの鍵!
当たり前のことですが、焦っていたら良いアイデアを生み出すことはできません。ごくまれに極限状態のとき、雷に打たれたような衝撃と共に思いもしないアイデアが天から降り注ぐこともありますが、結局は運任せなのでおすすめはしません。
「ダメでもいっか」と開き直って一旦、深呼吸をしてください。そしてコーヒーでも飲みながら音楽を聴いてみてください。最初のうちは「こんなことをしている場合じゃない!」という焦燥感に駆られることでしょうが、どちらにせよアイデアが思い浮かばないことに変わりはありません。少し落ち着いてきたらスマホやパソコンや本などの情報機器をほうりだしてみましょう。そして、ぼーっとしてみましょう。
完成度が低くても、とりあえず終わらせる!
これはよく言われることですよね。アイデアが思いつかない! と頭を抱えている人は、実際はもうアイデアなんてゴミのように沸いているはずなんです。しかし、いずれのアイデアも納得のいくものではないから、まるで思いつかないように感じるだけです。未熟でもいい。面白くなくてもいい。本当に困ったときは質より量にこだわりましょう。
みなさんがどのような局面で行き詰っているのかわかりませんが、アイデアを思い浮かばすにタイムオーバーで諦めるくらいなら、でたらめでもいいので、何かしら最後まで完成させてみることを心掛けてください。
ゴミでも良い。磨き上げよう!
違う何かになろうとするから偽物になるんです。ゴミはゴミとして磨き上げればいい。自分を過信しすぎないこと。身の丈に合ったアイデアで勝負するのも、一種の手かもしれませんよ。ありふれた物でも良いですし、駄作でも問題ありません。先人たちが目を見張るような斬新で優れたアイデアなど、そうそう降りてくるものでもありませんから、高望みせず自分の手の届く範囲で考え直してみてはいかがでしょうか?
冷静になって周りをみて見れば、ヒントになりそうな物事が落ちているかもしれません。他の誰かがボツにしたアイデアを、許可を取ってパクらせてもらう、というのも最終手段としては考えておくべきでしょう。
以上でアイデアについての記載は終わりです。お役に立ちましたか? たぶん役には立っていないと思われますが気休めにはなったのではないでしょうか。
最後まで読んでいただき、ありがとうございました。
以上、みなさんの人生に幸福がありますように。